わたしたちが、普通に思ってやっていることが、以外と疑問に思われていることってよくあるんです。そんなことや日頃、よくある質問などを思いつくままに書いてみました。

皆様からの質問も受け付けております。アグラーダーのページからどうぞ。
 
   



◆非常〜にわかりにくいですが..
     
      鍼灸編    
       
Q1.『ハリは痛くないですか?』
Q2. 以前、鍼に行った時、神経にビィ〜ンと痛みが走り、それから恐くなりました。そういうもんなのでしょうか?
Q3. 鍼の後、風呂に入ってもイイですか?
Q4.鍼はなぜ効くのですか?
Q5. 鍼は深く刺した方が効くのですか?
Q6.「肩こり」なのになぜ手や足にもハリをするのですか?
Q7.治療に使う「針」は使い捨てですか?
Q8.ハリは癖になると聞きましたが....
Q9.ハリ治療は合う・合わないがありますか?
Q10 .金属アレルギ−ですが、ハリ治療は大丈夫ですか?

Q11 . お酒を飲んだ後、ハリ治療してもイイですか?

 
Q1.『ハリは痛くないですか?』
A. これは、ハリ治療が初めてという人のほとんどが抱く不安ですね。やはり、ハリっていうと注射針や裁縫針をイメ−ジするから『痛いっ!』と思うのもしょうがないですよね。
でも、「ほんとに痛くないんですよ!」....といっても説得力ないです...かね?
では、以下に痛くない理由をいくつか挙げてみますね。

通常、鍼灸院でよく使われるハリの太さは、0.18〜0.2mm。
  一般的な髪の毛の太さは、0.16〜0.17mm。
  胡坐堂で主に使うハリは、0.14mmのものなので、なんと髪の毛よりも細いのです。
わたしたちは、無闇にハリを打つわけではなく、ちゃんとツボに刺していきます。
痛くなく刺す技術があります。
ハリ先の形状が注射や裁縫針とは異なります。
そんなに痛けりゃ誰もしない...。
針初体験の人のほとんどが、『こ〜んなに痛くないんですか〜』
『なぁ〜んだ、もっと早くからやっとけばよかった〜』などといわれます。

ただ、「痛い!」「痛くない!」という感覚には個体差があるので単純には言い切れないところもあります。同じ温度の風呂に入っていても「熱い!」と感じる人「ぬるい!」と感じる人がいますからね。

また、術者の技術や針の太さやハリの製造メ−カーの技術の差などもあります。

一般的な感覚の人に、ちゃんとした技術でちゃんとしたハリを使ってやれば、ほんとに痛いものではありません。

Q2. 以前、鍼に行った時、神経にビィ〜ンと痛みが走り、それから恐くなりました。そういうもんなのでしょうか?
A. たぶん、これはけっこう太い鍼で深く刺入して、なおかつ知覚神経線維の近くに鍼がいったために起こった現象だと考えられます。
こういうことは、太い鍼でブスブスと雑な鍼の打ち方をしない限り滅多に起こることではありません。

通常は、筋肉に深く刺しても鋭い痛みは感じません。
なぜなら、筋肉は痛みのセンサーは少なく鋭敏でもないので、その痛み方も
「ビ〜ン」と鋭い痛みではなく、「ズゥ〜ン」とする鈍い感覚が起こります。
これは『鍼のヒビキ』といわれるもので、鍼治療の特徴のひとつとも言えます。
これは、鍼好きの人にはひどく好まれる感覚です。

しかし、わたしの臨床経験上、この『ヒビキ』は必ずしも必要なものとは考えません。ほとんどの場合で『ヒビキ』がなくても効果に違いはありません。
なので、当院ではわざわざ『ヒビキ』を与える治療はしません。それを好む人の場合は別ですが、基本的に、『鍼のヒビキ』は与えません。
極力不快感を与えないように、治療を考えます。ご安心下さい。

Q3. 鍼の後、風呂に入ってもイイですか?
A. はい。全然問題ありません。
鍼を打った穴から菌が感染するんじゃないかと心配される方もあるようですが、鍼の穴は一瞬のうちに塞がりますからまったく差し支えありません。

通常、わたしたちが日本で使っている細い鍼の鍼穴からは感染しないということも分かっています。ただし、鍼治療直後の入浴はひどく疲れることがありますので、1〜2時間以降に入るようにした方がイイでしょうね。

Q4.鍼はなぜ効くのですか?
A. ハイ。簡単そうで説明が非常に難しい質問です。
どう説明しようかと、思っていますが....

『 ツボ 』というだけで効きそうな気がしませんか?
「ツボにはまる」「ツボを心得る」「成功のツボ」・・・・などなど、『ツボ』とは、大変重要で大切なポイントということがわかりますね。

わたしたちは、その重要なポイントを熟練した技術により、的確にとらえることができます。そこに鍼をするんだからそりゃ効くでしょ。ただ闇雲に鍼を打っているわけではないんですよ。

まず、症状をよく聞いて(問診)状態を診ます(望診)。それから、お腹(腹診)や脈(脈診)の状態から、どこのツボに打つとより効果的なのかを決めていきます。

それと、体からはツボを通していろんな反応があるのです。その反応を診ながら、どの方向から、どれくらいの強さで、どのように刺せばイイのかをあなたの体が教えてくれるのです。
だから、わたしはその教えに従って刺しているだけなのです。

Q5. 鍼は深く刺した方が効くのですか?

A. わたしの経験から言うと、深く刺した方が効くということはありません。 深く刺した方が効く場合もあるし、逆に深く刺したからこそ逆効果となる場合だってあるのです。

それら刺激の量は、その時の状態によって変わります。経験上、多くのケ−スで浅く刺しても十分効果は上がりますので、わたしは通常、2〜3mmしか刺しません。

Q6. 「肩こり」なのになぜ手や足にもハリをするのですか?

A. これも非常に多い質問ですね。
わたしは「肩こり」だろうと「腰痛」だろうとほとんどの症状で手や足のツボも使います。もちろん、意味があっての事です。

Q4.でもいいましたが、ただ闇雲に鍼を打っているわけではないのです。単に痛いところだけにハリ打って「ハイ!どうも!」で済めば、誰だってできるでしょう。

まあ〜、確かにそのような鍼灸院も多いので、このような質問も来るのでしょうが、そもそも、わたしは鍼灸師です。鍼灸師はツボのプロでなくてはなりません。
素人じゃないんだから、ツボの意味を考えなくてはいけません。

本来はそのように、痛いところだけにするのが鍼治療ではないのです。なぜならば、カラダにはたくさんのツボがあるでしょう。ツボは、効くからツボなのですよ。
あなたたちをツボにはめて『あぁっ!!』と驚かさなくてはいけないんですよ。
だから、全身のツボをより効果的に使って、カラダの不調を治すのが、プロの鍼灸師というものです。

また、ツボは経絡という流れの中に点々とあります。
経絡とは、気の通り道で全身をくまなく巡っています。
そのどこかに、流れの悪い箇所ができると、それが「肩こり」や「腰痛」その他の不調としていろんな症状が現れてきます。
このように、全身を巡っている経絡とその中にあるツボの作用を駆使することで、「肩こり」なのに手のツボで治したり、足のツボで治したりすることができるのです。

必ずしも、痛いところやつらいところが治療する部位ということではありません。

Q7. 治療に使う「針」は使い捨てですか?

A.  はい。胡坐堂で使う針はすべて使い捨てです。
他所の鍼灸院がどうなのかは分かりませんが、最近は、ディスポ(使い捨て)針に変えているところが増えてきたようです。たぶん、すべてディスポ針にしている鍼灸院は50%弱くらいだと思います。衛生面、安心面、安全面からみても、今後はディスポ針の使用率が増えていくことでしょう。

この不安は、「肝炎やエイズに感染したらどうしよう...」
というところから来ているのだと思います。
しかし、ウィルス性肝炎やエイズなどの感染は血液を介して行なわれるので、「一般的な鍼治療では、消毒しなくても感染の恐れはまったくない!」という医学者もいるくらい安全なのです。
もっとも胡坐堂ではすべてをディスポ針にしていますから、そ
のような心配は皆無ですが...

でも、針を使う側の本音をいわせてもらうと、ディスポ針はあくまでも使い捨て用に機械によって大量生産されているので、あんまり使い心地がよくありません。針のシナリ具合、刺す時の感覚、刺される側の感覚、そのどれをとっても職人が作る針にはまだまだとうていかないません。その分、それなりのコストはかかりますが、将来的には、職人が作る『氣』の入った針を使い捨てにしてやっていこうと考えております。

Q8. ハリは癖になると聞きましたが....
A . この質問もよくありますね。
『癖になる・・・』いいじゃないですか〜。
ジャンジャン癖になって下さい。。。

だって、それだけイイから癖になるんでしょう??

癖になるくらい気持ちイイんでしょう??

もし、癖になるってことが 「中毒」という意味で思われているんであれば、まったくの間違いです。

鍼治療は長〜い歴史のある『医学』です。
当然、世界中で国家資格が必要です。
その、患者を治すための医学が「中毒患者」を作ってどうしますか?

鍼治療をすると、からだが軽くなってスッキリするので、しばらく鍼治療から遠ざかっている人が疲れてくると、鍼をした後の爽快感を思いだして「あ〜、ハリ行きたい...」。「ハリってクセになるんだよね〜」みたいなことから、勘違いが生まれたんだと思いますよ。

『癖になる...』。聞く人によって、良くも悪くもどちらにもなってしまう。

つくづく思うのです。

はぁ〜、日本語ってホントニムズカシイ...ってね。(ワタシ、前世イタリア人)だから...

Q9. ハリ治療は合う・合わないがありますか?
A . わたしは、基本的に『ない!』と考えます。よく患者さんから「わたしはハリが合わないんですよ」と言われることがあります。詳しく聞いてみると、過去にやったハリ治療で、
  ・
かえって症状が強くなった。
  ・ハリが痛かった。
  ・効果が感じられなかった。
            ...などの答えが多いのです。

しかし、これらはハリ治療そのものの問題ではなく、施術者の技術的な問題なのではないでしょうか?

風呂の温度をどれくらいが気持ちイイかの感覚が違うように痛みに対する感覚にも個人差があります。
それと、緊張しやすい人、恐がりの人で、なおかつハリ治療が初めての場合、鍼灸師側は余計に気を使い慎重にハリを打たなくてはいけないでしょう。

人は、キモチもカラダもすべて違います。

同じ症状だからって、同じ治療法、同じ刺激量ということはありえません。どのようなタイプの人にも、適確なツボの選択で適正な刺激の量を与えることができれば、ハリ治療が合わないということはない!と思います。

「あわない!」ではなくって、「あわせることができない!」のではないだろうか...と思っています。

つい、エラそうに書きまくっていますが...
わたしも日々精進です。。。がんばります。。。

Q10 .金属アレルギ−ですが、ハリ治療は大丈夫ですか?

A . 全然だいじょうぶです。
金属アレルギーの場合、主にネックレスなどの持続的な皮膚との接触が問題なわけで、ハリは皮膚との接触面も非常に少ないので大丈夫ですよ。

Q11 . お酒を飲んだ後、ハリ治療してもイイですか?

A . 程度によります。
ハリをすることで酔いからの回復が早くなるということもあるでしょう。しかし、酔っぱらって治療に来る人はアグラードでは丁重に『お断り!』です。
わたしが、真剣に治療出来なくなるからです。

二日酔いで具合が悪い」といわれる方は、喜んで治療させていただきます。これがまたよく効くのです−。